守ってくれますか?
・・・・・・・・・・・・・


「・・・で、なんだ?お知らせって。」

俺は今シュウの部屋のソファーの、シュウの隣に座っている。

「ん?まあまあ、そう焦らずに、ね。」
シュウがニヤリと笑う。

・・・絶対、何かある。


「ところでさ、ヒカリは今なにしてんの?」

「風呂入ってる。」

こいつ、いきなり話題変えやがった。

「あ、そうなんだ・・・って、もしかして、ナオの部屋の風呂?」

「もちろん、そうだが?」
それがどうしたんだ?

「もちろん、って・・・お前、ヒカリ以外の女、自分の部屋の風呂にいれたかとあったかよ?」

「ない。そもそも、俺の部屋自体に入れたことがない。」

「おいおいおい・・・。お前、どんだけヒカリに惚れてんだよ。」
呆れたように、シュウが俺を見る。

「・・・うるさい。」
俺だって、驚いてる。

以前なら、ありえなかったことが、アッサリと実現されていっている。

・・・・少し、怖いぐらいだ。

「んー、その様子じゃあ、やっぱ、大波乱の予感だなあ。
・・・ヒカリかわいそー。絶対巻き込まれるだろうなあ・・・」



「何を言っている?」

大波乱?

何のことだ?
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