守ってくれますか?
第2章
始まった生活
―――・・・・・・・
「・・・・ん・・・」
ぱちっ。
私は目を開けた。
・・・・さっきのは・・・
夢・・・・・?
でも・・・夢に、偽者とか、出てくる?
普通の夢じゃなかった気がする。
・・・・・・それじゃあ、一体・・・?
「あ、ヒカリ起きたんだな。おはよう。」
耳元で聞こえた声にビクッとする。
「・・・・・ナオ様?」
私が少し顔を上げると、そこにはナオ様のお顔が・・・・
ちっ近い!近いですっ!!!
「ナオ様、離れましょう!!今すぐに!!」
「・・・・なんだ?昨日はくっついてきたのに。」
そっと、耳元で、そう甘く囁かれる。
ぎゃああああああああああ/////
「昨日は、眠気に負けたんです!!ご無礼をお許しください!!!」
「別に無礼などと思ってないが?」
ええええええええ????!!
どう考えたって、無礼でしょう!?
「それより、良かったな。寝れて。」
ナオ様が優しく微笑む。
・・・・あ。
そういや、寝れたんだ。私。