守ってくれますか?
第2章

始まった生活


―――・・・・・・・

「・・・・ん・・・」

ぱちっ。

私は目を開けた。


・・・・さっきのは・・・

夢・・・・・?


でも・・・夢に、偽者とか、出てくる?

普通の夢じゃなかった気がする。

・・・・・・それじゃあ、一体・・・?


「あ、ヒカリ起きたんだな。おはよう。」

耳元で聞こえた声にビクッとする。

「・・・・・ナオ様?」

私が少し顔を上げると、そこにはナオ様のお顔が・・・・

ちっ近い!近いですっ!!!

「ナオ様、離れましょう!!今すぐに!!」

「・・・・なんだ?昨日はくっついてきたのに。」

そっと、耳元で、そう甘く囁かれる。

ぎゃああああああああああ/////


「昨日は、眠気に負けたんです!!ご無礼をお許しください!!!」

「別に無礼などと思ってないが?」

ええええええええ????!!

どう考えたって、無礼でしょう!?


「それより、良かったな。寝れて。」

ナオ様が優しく微笑む。


・・・・あ。

そういや、寝れたんだ。私。

< 89 / 598 >

この作品をシェア

pagetop