守ってくれますか?
「ヒカリ、今日からお前はメイドとして働くことになった。」
ナオ様が、顔をこっちに向けると、静かにそう言った。
「わかりました。頑張ります!!!」
おお!!
奴隷だと思ってたのにメイドとは!!
出世したね私!!!
「・・・ハア・・・。本当は俺の近くに置いときたいんだが・・・・」
何かナオ様がボソッと呟いた。
何のことだろ・・・
ま、私なんかが詮索しちゃダメだよね!
「あの、それで私はこれからどうすれば良いのでしょうか?」
「ああ、とりあえず、そこに置いてあるメイド服に着替えろ。
あとは、ヨウコさんがここに来るから、その時教えてもらえるだろう。」
「はい!ありがとうございます!!」
私はピシッと敬礼する。
「・・・・それじゃあ、俺はこれから色々とやらねばならぬから、行くな。」
「はい!行ってらっしゃいませ!!」
私は敬礼したまま元気良く言った。
ナオ様は、そんな私に微笑み、部屋を出て行った。