守ってくれますか?

―――――・・・・・・・

ぱたぱたと、真っ白いシーツが風にはためく。

暖かな日差しが、辺りを明るく照らしている。

日差しを受け、芝生の緑がきらきらと輝いた。


私は今、洗濯物を干している。

なんと、ヒヨちゃんと一緒に!!!
ヨウコさんが気をきかせてくれたんだ♪

「ヒカリちゃん、メイド服似合うね。かわいい・・・」

「やだなあ、ヒヨちゃん。お世辞やめて~」

「お世辞じゃないもん!」

ぷうっとヒヨちゃんが頬を膨らませる。

か、かわいいっ!!!

「キャー!ヒヨちゃん、かわいすぎ!!!」

私は思わずヒヨちゃんを抱きしめた。

「わわっ。ヒカリちゃん、やめてよぅ。なんだか恥ずかしいよぉ・・・」

ヒヨちゃんが、ほんのり頬を赤くした。

ぬあーーー!!!かわいすぎるうーーーー!!!


私はさらにぎゅうっとヒヨちゃんを抱きしめる。

ヒヨちゃんが何かわあわあ言ってるけど、気にしなーい♪



「ひ、ヒカリちゃ・・・」

「んー?」


「後ろ・・・・・」


後ろ?



・・・・・ゴンッ!!!!!・・・・



!!!!!


「いっ・・・!!痛いッ!!!!」

私は思わず呻いた。

誰よ?私を殴ったの!!
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