守ってくれますか?
私がバッと振り返ると、ヨウコさんが立っていた。

「こらー!イチャイチャしてないで、さっさと仕事する!!」

「ヨウコさん・・・・痛いです・・・・。」

「仕事ほったらかしてたヒカリが悪い。」

「うう~」

言い返せない・・・


「ったく。今日はすんごい忙しいんだから、真面目に仕事しなさい!!」

・・・・なんか、お母さんに怒られてる気分。


そう思ったとたん、私の脳裏に蒼白な母さんの顔と、真っ赤な血が浮かぶ。


―――・・・・はっ!!


しっかりしろ!私!!

ぶんぶん顔を振り、深呼吸する。


「ヒカリちゃん?」

ヒヨちゃんが心配そうに私の顔を見る。

「なんでもないよ!気にしないで!!」

私は明るく笑うと、話題を変えた。


「ヨウコさん、すんごい忙しいって・・・今日って何かあるんですか?」

「あら?ヒカリ、ナオ様から聞いてないの?」

「?はい。」

なんだろ?




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