クールな美女と腹黒王子の恋戦記
お昼になりみんな食堂に向かう
「里奈!私たちもお昼にしよ。
聞きたいこともあるし。」
あぁ
やっぱり佳奈は気付いてたか
「はいはい。」
「昨日私が帰った後何があったか詳しく話しなさいよー。」
そうして
食堂に向かっていると
私の前に立ちはだかる男
「里奈さんですよね?」
爽やかな微笑みを浮かべながら
私にハンカチを差し出す
「あなたのですよね、これ。
ホテルに忘れて行ってましたよ。」
今朝隣にいたのは
この人だったのか
「ちょっと!山本くんじゃない!
先食堂行ってるから、ちゃんと説明してよね!」
佳奈は耳元でそういって
ニヤニヤしながら去って行く