黒い蝶




紫羽「…思い出さないほうが、苦しまないと思います。」


近藤「どういうことだ??」


紫羽「彼に私が刻んだ記憶は、残酷すぎる…



こんなことを私が言うべきではないことは分かっています。







だけど、彼の幼い頃の記憶は残酷で、血に染まっている。」





私がそうしてしまった。




彼の過去も私の過去も、真っ赤な血に染まってしまっている…





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