黒い蝶
男『おぉ、起きてよかった。
お前さんは半年程、死んだように寝ておったんだぞ。』
半年!?そんなに寝ていたのか…
女『あんた、名前は?』
斎藤『斎藤、一。』
女『いい名前だ。
どうしてあんなところにいたんだい?』
斎藤『あんなところ?』
女『あんたは草原の中に、血だらけで倒れていたんだよ。
血は、あんたのものじゃなかったがね。』
斎藤『!!!???』
そうだ、思い出した!!
斎藤『紫羽はっ!?助けに行かないと!!』
そう言い、バッと立ち上がった。