黒い蝶



斎藤「…震えが、止まらないんだ…!」





そう。分かっていた。


さっきから私を抱きしめるその腕が、小刻みに震えていることを。



















私は、震える一くんを抱きしめ返した。






< 353 / 427 >

この作品をシェア

pagetop