黒い蝶



沖田さんはさらに俯いてしまった。



紫羽「土方さん。私、もういいですから。



沖田さんも顔上げてください。
私のことなんて、気にしないでください。

私が悪かったんですから。」



そう言うと、沖田さんはバッと顔を上げた。




沖田「違うよっ。紫羽くんは何も悪くない!


そうやってなんでも自分のせいにするのやめなよ。」



私の手首を掴み、沖田さんは言った。



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