先輩彼氏
†第9章† 友達=希望の始まり
私はきっと自分に都合のいいことばかり考えてたんだ。
上手く行くことばかり。
現実はこんなにも苦痛で理不尽な人ばかりが人に愛されている。
そんな世の中を受け止めれない私には決して彼氏なんてできないんだろうな…………。
もう先輩には分かってもらえない。
きっと先輩は私のことを幻滅しただろう。
自分の彼女を泣かされたらいくら後輩でも怒るよね。
………ごめんなさい。
翌日私は学校に行くと学校のみんなに睨まれた。
安堂先輩は学校一美少女でみんなから好かれてるから私が泣かしたとなると当然か。
唯一話しかけてくれる茜の優しさが心にしみた。