お嬢様重奏曲!
「始まったよ」
肩をがっくり落とす司に対し、
「え? あ、あの私は別に司さんとはそ、そそそそんな関係では」
薫はあからさまに動揺し顔を真っ赤にさせていた。
「あれあれ〜? 司君の反応がうす〜い」
「いや、からかって楽しんでいるのもろばれですから」
「ぶぅ〜。つまんな〜い。司君、つまんな〜い」
司の反応に刻羽は頬を膨らませ抗議する。
「そんな子供じゃないんですから」
「何よ。私の方がお姉さんなんだからね! 薫ちゃんもそう思うよね?」
「え? えっと、その」
なんと答えればいいのか、薫は言葉を詰まらせる。
「ほら。薫ちゃんだって言ってるじゃない」
「いやいや。言ってないし」
「…………まぁいいわ。これ以上、デートの邪魔しちゃ悪いし。じゃあねぇ。二人とも」
刻羽は笑顔で手を振り二人と別れた。
「なんだったんでしょうか?」
「あの人の考えは読みづらいからなぁ。まっ。とにかく色々見て回ろうか」
「そうですね?」
薫と二人で校内を色々見て回ったが、忘れていたが、さすがはお嬢様学校である。はっちゃけたり、チャレンジ精神剥き出しなのは、自分のクラスだけで他は大人しいものだった。
「こうしてみると、やっぱ俺らのクラスって異色だよね?」
何せ全員メイド服なのだ。
当然薫も着替える暇などなかったので、今こうしている間もメイド服だったりする。
「ヤッホー。司君。楽しんでる?」
「なんで隣の君はメイド服なのだ?」
中庭で一休みしていると、琉菜と茜がやってきた。
「あ、琉菜さんに琴崎先輩」
二人に気付き、司は笑顔で迎える。
「や〜ね。茜。メイド喫茶やってるんだから、メイド服を着るのは当たり前じゃない」
「当たり前なのか? それは。第一メイド喫茶など誰が認め………琉菜、あなたか」
言葉の途中で答えに気付き茜は肩を落とす。
「ピンポーン! 大正解! ではではご褒美として茜にもメイド服を」
「いらん!」
「そう? 似合うのに。ねえ? 司君、神楽さん」
「……えっと。ノーコメントで」
「………アハハハハ」
薫もこれには返答に困り笑ってごまかした。
肩をがっくり落とす司に対し、
「え? あ、あの私は別に司さんとはそ、そそそそんな関係では」
薫はあからさまに動揺し顔を真っ赤にさせていた。
「あれあれ〜? 司君の反応がうす〜い」
「いや、からかって楽しんでいるのもろばれですから」
「ぶぅ〜。つまんな〜い。司君、つまんな〜い」
司の反応に刻羽は頬を膨らませ抗議する。
「そんな子供じゃないんですから」
「何よ。私の方がお姉さんなんだからね! 薫ちゃんもそう思うよね?」
「え? えっと、その」
なんと答えればいいのか、薫は言葉を詰まらせる。
「ほら。薫ちゃんだって言ってるじゃない」
「いやいや。言ってないし」
「…………まぁいいわ。これ以上、デートの邪魔しちゃ悪いし。じゃあねぇ。二人とも」
刻羽は笑顔で手を振り二人と別れた。
「なんだったんでしょうか?」
「あの人の考えは読みづらいからなぁ。まっ。とにかく色々見て回ろうか」
「そうですね?」
薫と二人で校内を色々見て回ったが、忘れていたが、さすがはお嬢様学校である。はっちゃけたり、チャレンジ精神剥き出しなのは、自分のクラスだけで他は大人しいものだった。
「こうしてみると、やっぱ俺らのクラスって異色だよね?」
何せ全員メイド服なのだ。
当然薫も着替える暇などなかったので、今こうしている間もメイド服だったりする。
「ヤッホー。司君。楽しんでる?」
「なんで隣の君はメイド服なのだ?」
中庭で一休みしていると、琉菜と茜がやってきた。
「あ、琉菜さんに琴崎先輩」
二人に気付き、司は笑顔で迎える。
「や〜ね。茜。メイド喫茶やってるんだから、メイド服を着るのは当たり前じゃない」
「当たり前なのか? それは。第一メイド喫茶など誰が認め………琉菜、あなたか」
言葉の途中で答えに気付き茜は肩を落とす。
「ピンポーン! 大正解! ではではご褒美として茜にもメイド服を」
「いらん!」
「そう? 似合うのに。ねえ? 司君、神楽さん」
「……えっと。ノーコメントで」
「………アハハハハ」
薫もこれには返答に困り笑ってごまかした。