十二の暦の物語【短編集】
『は?何で?は?何でそこに繋がんの?』
「そりゃあアンタ…」
机から手を離して指を絡ませて変に演技がかった口調で目をキラキラさせながら教室中を駆け回り始める
「真っ暗な空に浮かび上がる花火
薄暗い境内に2人きり…
孝司(タカシ)の隣には浴衣の文月…
そんなシチュエーションでキス無しはありえないでしょーっ!!!!」
『そ…そうスか…』
彩音の迫力に圧倒されて曖昧に返事を返した
「そーだよ!!てかウチも浴衣買ってないから!!今度一緒に選ぼ!!」
『えー…だって浴衣って高いじゃ…』
丁度その時、お昼休みの終了を告げるチャイムが鳴った
あたしは慌ててお弁当箱を片付ける
すると、教室のドアがガラっと開いた
「マジでー?そりゃ無ぇだろー(笑」
「や、マジだって!!西校の浜田、今故障中なんだって!!」
「だって浜田だろー?あんな頑丈なヤツが故障って…」
野球部の連中がバットやグローブを持って4、5人の集団で入ってきた
その中心で絶えずに笑ってる男の子
あの人が…あたしのつい最近できたばかりの彼氏。二宮 孝司です
「あ、孝司ーっ!!」
彩音は慌てて孝司に駆け寄る
あああ…そんなに派手に走ったらパンツ見えるったら!!
彩音可愛いのに性格荒っぽすぎるんだよー…
「んー?」
「孝司、花火大会行くっしょ!?…あ、ついでに賢(ケン)も」
「おい、ついでって何だついでって」
今彩音にツッコミを入れたのは賢。彩音の滑り止め的存在の幼馴染であり彩音が大好きな彼氏です
野球部所属で準エース!!エースは…孝司ですっ!!!!(笑
「ま、とりあえず2人とも行くよね?ウチも文月も行くし!!」
「あー…じゃあ行くわー」
「孝司行く?じゃあ俺も行くー」
「了解っ!!じゃあ21日の午後7時に!!」
彩音があたしをバッと振り返って大きくピースをした
あ…浴衣購入決定ね…
「そりゃあアンタ…」
机から手を離して指を絡ませて変に演技がかった口調で目をキラキラさせながら教室中を駆け回り始める
「真っ暗な空に浮かび上がる花火
薄暗い境内に2人きり…
孝司(タカシ)の隣には浴衣の文月…
そんなシチュエーションでキス無しはありえないでしょーっ!!!!」
『そ…そうスか…』
彩音の迫力に圧倒されて曖昧に返事を返した
「そーだよ!!てかウチも浴衣買ってないから!!今度一緒に選ぼ!!」
『えー…だって浴衣って高いじゃ…』
丁度その時、お昼休みの終了を告げるチャイムが鳴った
あたしは慌ててお弁当箱を片付ける
すると、教室のドアがガラっと開いた
「マジでー?そりゃ無ぇだろー(笑」
「や、マジだって!!西校の浜田、今故障中なんだって!!」
「だって浜田だろー?あんな頑丈なヤツが故障って…」
野球部の連中がバットやグローブを持って4、5人の集団で入ってきた
その中心で絶えずに笑ってる男の子
あの人が…あたしのつい最近できたばかりの彼氏。二宮 孝司です
「あ、孝司ーっ!!」
彩音は慌てて孝司に駆け寄る
あああ…そんなに派手に走ったらパンツ見えるったら!!
彩音可愛いのに性格荒っぽすぎるんだよー…
「んー?」
「孝司、花火大会行くっしょ!?…あ、ついでに賢(ケン)も」
「おい、ついでって何だついでって」
今彩音にツッコミを入れたのは賢。彩音の滑り止め的存在の幼馴染であり彩音が大好きな彼氏です
野球部所属で準エース!!エースは…孝司ですっ!!!!(笑
「ま、とりあえず2人とも行くよね?ウチも文月も行くし!!」
「あー…じゃあ行くわー」
「孝司行く?じゃあ俺も行くー」
「了解っ!!じゃあ21日の午後7時に!!」
彩音があたしをバッと振り返って大きくピースをした
あ…浴衣購入決定ね…