十二の暦の物語【短編集】
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『大和!!あたしのスパイクどこ!?』
「エナメルの中だろーが馬鹿葉月!!って俺のランパンどこだよ!?」
『体操服の下に着てるでしょ!?』
「お、そーだった」

「葉月!!大和!!!!お弁当!!!!」

「「はいっス!!!!」」

「「行って来ます!!!!」」

「しっかりねー」

ばたんっ

「急げ葉月!!」
『急げ大和!!って大和、昨日何処に居た?』
「あ?」
『いや、だって…気づいたら居なかったし…』
「気ィ使ってコンビニ行ってたんだよ!!」
『…どうも…』
「…あーっ!それより緊張するなぁーっ!!!!」

確かに、今あたしのお腹は緊張で極限状態
そしてバスに乗り遅れそうな焦りと暑さでおかしくなりそう…





『…ぁ・・・』
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