十二の暦の物語【短編集】
「オレンジファイトー!!!!」
「深智ファイトー!!!!」

当然深智君はトップでお題の書いてある机にたどり着いた

『良かった・・・』
「いやいや。コレはスピード勝負じゃないのよ夜月ちゃん」
『あ・・・そうだよね・・・問題は・・・』
「「「「どんなお題か」」」」

私達の学校の生徒会の役員さんは皆面白い人ばかりで
毎年毎年生徒会の人は面白いから生徒会種目の借り物競争は色んなお題が出る
例えば――


「あのぅ校長・・・ご無礼承知なんスけど・・・ヅラじゃないっスよね・・・?」
「・・・君。閉会式の後職員室に来なさい」
「えー!?だって紙にー!!!!」

【校長先生のかつら(校長先生は地毛】


「おーいロン毛の野球部員ーっ!!」
「バッカ。高体連終わったばっかの野球部に坊主以外居ねぇよ!!」
「わーってるよ!!つか俺だって部員だわ!!」

【髪の長い野球部員(私の学校の野球部は夏は必ず坊主】


「・・・え!?ちょ、特進の誰か!!誰か100点取ったコト有るっしょ!?」
「無いよ!!最高でも99点だよ!!」
「マジかよー・・・って天才!?」

【100点のテスト】


深智君は・・・?

「な、何か深智コッチ来てね・・・?」

確かに。深智君は猛スピードでオレンジの集団に向かって走ってくる







「飯田ーーーーーーッ!!!!」
『ひっ』
< 152 / 190 >

この作品をシェア

pagetop