十二の暦の物語【短編集】
わ、私?
私のクラス、飯田って私だけなんだけど・・・

「お前等ー!!飯田ーーーっ!!!!」
『え、え、え・・・えええ?』

何か分からないで只たじろいでいると、皆に前に前に押しやられた

『きゃあっ』

もうグラウンドに押し出されて、私だけが皆よりも一歩前に出てしまった

「・・・飯田っ」
『はいぃっ』

どうしよう・・・リレーの事怒られるのかな・・・?
でもこんなタイミングで・・・?

がしっ


「走るぞ!!!!」
『えっ?』

右手を掴まれて、ゴールまで引っ張られた
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