十二の暦の物語【短編集】
次の日
教室に入るとダンボールの山が無かった
『やっと終わった…』
じゃあ、一ノ宮と一緒に作業するのも終わりかな
ホッとするのか寂しいのか分かんなくなっていると、美奈に四角いダンボールを3つ置かれた
『…何これ』
「神奈と空君の新しい仕事!ムラ無く塗ってね!墓石だから!!」
『…了解…』
また面倒な仕事が…
でも、また一ノ宮と一緒にできるんだ
「新しい仕事ですか…?」
『んー。墓石にするんだってさ』
「お化け屋敷っぽくなってきましたね」
一ノ宮が、ロッカーに絵の具セットを取りに行った
何か、楽しそうに見えた
『一ノ宮…こーゆう色塗り好き?』
「まぁ、美術部だから」
『ふーん…』
運動部じゃないのは知ってたけどね
それにしても、ホントに楽しそうに塗るなぁ
黒い絵の具と白い絵の具を丁寧に溶いて、上手いカンジ(墓石みたいな)に混ぜ合わせて綺麗に塗り始めた
『…一ノ宮、上手いね』
「そっ、そう?有り難う…」
あたしは不器用なんだけど、何もしてないと美奈に怒られるから、絵の具セットを取りに行った
教室に入るとダンボールの山が無かった
『やっと終わった…』
じゃあ、一ノ宮と一緒に作業するのも終わりかな
ホッとするのか寂しいのか分かんなくなっていると、美奈に四角いダンボールを3つ置かれた
『…何これ』
「神奈と空君の新しい仕事!ムラ無く塗ってね!墓石だから!!」
『…了解…』
また面倒な仕事が…
でも、また一ノ宮と一緒にできるんだ
「新しい仕事ですか…?」
『んー。墓石にするんだってさ』
「お化け屋敷っぽくなってきましたね」
一ノ宮が、ロッカーに絵の具セットを取りに行った
何か、楽しそうに見えた
『一ノ宮…こーゆう色塗り好き?』
「まぁ、美術部だから」
『ふーん…』
運動部じゃないのは知ってたけどね
それにしても、ホントに楽しそうに塗るなぁ
黒い絵の具と白い絵の具を丁寧に溶いて、上手いカンジ(墓石みたいな)に混ぜ合わせて綺麗に塗り始めた
『…一ノ宮、上手いね』
「そっ、そう?有り難う…」
あたしは不器用なんだけど、何もしてないと美奈に怒られるから、絵の具セットを取りに行った