十二の暦の物語【短編集】
「あ、そうだっ」

かたんと絵筆をパレットの隅に置いて、スクールバッグをがさごそし始めた

「はいっ」

昨日約束したCDを差し出した

『そーそー!これっ。有り難う!!』
「ど、どうぞっ」

受け取って、本気で嬉しくなった
これ、ずっと探してたんだよね!
早速録音しなきゃなぁ




文化祭まで、3日
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