哀しみの音色
7章 衝撃の姿
最初は、重ねるだけのキス…。
だけど莉桜は嫌がるそぶりもなく、一度唇を離すと、もう一度口づけた。
今度は舌を差し込み、莉桜の口の中までも堪能する。
莉桜も俺の舌に応えるように、絡ませてくれた。
「……はぁ…」
何度も角度を変え、キスを続ける。
そのまま莉桜の体をベッドの上へ押し倒した。
「………莉桜…」
覆いかぶさる体勢になって、莉桜の名前を呼ぶ。
莉桜はただ、俺を見つめていた。
その瞳に吸い込まれるように、もう一度唇を重ね、そのまま左手を莉桜の胸の膨らみへともっていった。
「……ッ…」
かすかに漏らす、莉桜の吐息。
それがいっそう、俺の欲をかき立たせた。