君の笑顔に恋してる❤
佐倉は、あれからずっとあたしのことを、




“さくら”って呼んでくれてる。




あたしも名前で呼ばれることに、慣れてきた。




だけど、あたしは“快くん”って呼べないままで…。












「なんか早く着いちゃって」





「そーなんだ?俺も~…って、あれ。そこ俺の席?」





わわっ、しまった!!




「そっ、そうだっけ!?誰もいないから、間違えちゃった…」




どーいう言い訳だよと思いつつ、あたしは慌てて席を立とうとした。





そしたら、




「そこ座ってれば?」




って言って、佐倉は近くまでくると、塩田の席に座った。



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