君の笑顔に恋してる❤
「そうそう、驚くなよ?野上と仲良くなった。

アイツさ~、超頭い~の」




佐倉が嬉しそうに話すのを聞いて、




あたしの胸が、ギューッと痛くなった。





「そーなんだぁ……」




足元に落ちている小石を見つめ、ぽつりとつぶやく。




佐倉の口から、野上さんの話題なんて聞きたくない。




あたしは佐倉の彼女でもなんでもないんだけど、




他の女の子のことを誉めるのを聞くのは、やっぱり嫌だな……。












「野上って偉そうだけど、結構いいヤツで。話しやすい」




「ふーん…そうなんだぁ」



「あ、全然興味なさそう」




佐倉はあたしの顔を覗きこんできて、ヘヘッと笑う。



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