君の笑顔に恋してる❤
「ん……ずっと、考えてる……」





「そうなんだ……」





「塩田のこと、どうでもいいって思うほど……気持ちがさくらに傾いたら、そのときは、どうするのか自分でもわからないかな」





「なにそれ……」




「さくらのこと、大好きで仕方ないって思ったら……塩田から、奪いにいく」




佐倉はいつもとは少し違う、




ハニかんだ表情を見せると、軽く唇を噛んだ。









「そんなの……全然、嬉しくない……。っていうか、あたし塩田のモノじゃないし」




なによ、




そんな嬉しいセリフ、




振った女に言う言葉じゃないから。




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