君の笑顔に恋してる❤
「どこの中学?」



今度は野上さんが質問する番。



「俺?谷川中」 



「そうなんだぁ」



佐倉はいつもこんな調子で色んな人と喋るから、他意なんてないんだと思う。



だけど、だけど…。



佐倉、さっきから野上さんと仲良すぎだから。



さっきのタイミングであたしも笑って、ふたりの邪魔をした方がよかったかな。



なんて思いながら、佐倉の横顔を見つめる。



そのとき、野上さんがポツリと呟いた。



「…快くん?」














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