君の笑顔に恋してる❤
「えっ?そう、俺…快くん!…なんでわかった?」



佐倉、自分で自分のこと、“快くん”だって!



かわいいっ!



思わずキュンとするあたし。








だけど、佐倉…気付こうよ。




野上さんの視線が、佐倉の上履きに釘付けなことを。



しかも、それ…自分で書いたんでしょ!?



突っ込みそうになるけど、あたしはふたりのやりとりを黙って見届ける。



「上履きに書いてる…」



野上さんが上履きを指さすのを見て、今更のように思いだしてる風の佐倉。



「あー、そっか!これ、塩田にやられてさ~」



「…塩田?」



キョトンとしている野上さんを見たあと、佐倉がコッチを振りむいた。



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