君の笑顔に恋してる❤
「コイツがね、勝手に書いた」



佐倉は塩田を指さして、笑う。



野上さんも振りむくけど、塩田を確認したあと、すぐに前を向いてしまった。



…あらっ、塩田のこと苦手なのかな。



まぁ、頭がかなり茶色いし…チャラいか、ヤンキー風に見えるのかもしれない。



野上さん、学年代表だし。



きっと、そんなヤツとは関わりたくないタイプかも。









「えっ、俺がなんだよ」



半分眠りかけてた塩田が、顔を上げる。



「なんでもねぇよ。なー、藤川」



未だ後ろを向いたままの佐倉が、今度はあたしに話を振ってきた。





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