君の笑顔に恋してる❤
「さくらは、佐倉しか見てないから…」



「…悪い?」



「全然!一途で羨ましい」



のんちゃんは、ニヤニヤしながらそんなことを言う。



のんちゃんは、好きな人はいないって言うものの、あの人がカッコいいとかって、すぐに好みが変わるんだ。









「あー、そうだ。さっきね、学年代表で前に出た子いたでしょ?あの子あたしの前の席なの」



「へー。じゃあ、出席番号が佐倉と同じ?」



「そーなの。あたし、あとひとつ前なら…出席番号が同じになったのになぁー」



「同じクラスになっただけで、すごいことだよ?いーじゃない、塩田と一緒だから」



「えー…それ、全然嬉しくないから。アイツ、うるさいし」



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