君の笑顔に恋してる❤
「そうじゃないよ…え…と」



引きとめたいけど、理由がない。



あたしは咄嗟に、野上さんのことを口に出していた。









「ほらっ…今日ね、野上さんが佐倉の名前呼んでたでしょ?」



「…え、野上って誰?」



…はいぃ!?



真剣な顔で聞きかえしてきてるから、多分冗談なんかじゃないはず。



「あたしの前の席の…」



「あぁ、学年代表ね。俺の名前呼んでたって?」



「うん、上履き見て、佐倉の名字を快くんだって勘違いしてて…」



「…あー、そだっけ?」



佐倉はさほど、気にしていない感じ。









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