またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜


着いた。そう、家に着いたのだけど……


「……あれ、閉まってる?」


ああ、そうだった。
お母さんは久しぶりの休みだから悠宇のお母さんと温泉旅行行くって言ってたな……


あたしはしょうがなく、鞄から鍵を探す。

でも、一行に見つからなくて。


「あ!!玄関におき忘れた!!」

朝遅刻しそうで鍵を玄関の棚におき忘れたのだった。


お姉に電話しないと。


プルルルループルルルルと繋がったと思った電話も少したつと女のアナウンスに変わってしまった。


そう言えば、お姉も朝まで合コンとか言ってたような………



雨は降り続いて止む気配なんてまるでない。
そして、あたしはこのようにボトボトなわけで……


「ぶぇっくしょん」


どうやら、風邪を引いてしまったらしい。





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