またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜


「それと、悠宇君にちゃんと話しなさいよ!!」


お姉はそれだけ言うと、あたしも大学だから。と言って出て行った。


「ごめんね……あんな姉で……」


「妹思いのいい姉でいいじゃねーか。それより時間。」



「え?時間?……やばい!遅刻!!」

時計の針はもう8時20分を指していた。


「チャリ出せ早く!!」


「あ、うん……」


あたしは慌てて自転車を出すと素早く伊月がサドルにまたがる。


「早く後ろ乗れ。」


「え!?いいよ重たいし」


「何女みたいなこと言ってんだよ、早く乗れ!!」


「は?女みたいって……女ですけど!!」


あたしは渋々荷台に乗った。


それからなんとか学校につきギリギリテストを受けることが出来た。









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