またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜
「ひとりじゃないし!……家族がい……」
家族…あたしには一緒に祝える家族なんて………いるけどいないに等しい。
いつもそうだった。
お父さんはもちろんお母さんも仕事仕事でクリスマスの日はいつもお姉と一緒に元の家に行ってたなー。
一緒に祝えないからってお父さん毎回大っきなプレゼントくれてた。
今も海外から送られてくるんだけど…そこんとこは親バカ。
だから、家族みんなで祝えなくても悲しくなかったんだけど……今年は……
「まあ、いいじゃん!美和はさ、伊月くんいるんだから!!」
「え?なんで伊月!?」
「美和、伊月くん大好きでしょ?お似合いだと思うんだけどな〜」
「大好きって…あんたねその根拠どこからでてくんの?」
大好きなわけないでしょうが!!
まあ、たまに見せる伊月の笑顔は好きだけど……
それとこれはイコールにならないでしょ?
と、ブツブツ考え事をしていたそのとき
後ろから何者かが乗ってきた。