またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜
起きたときには5時をまわっていた。
うそ……こんな日に寝てたなんて
「もーいいよ。一人クリスマス楽しんじゃうもん!」
こうなったら一人パーティだ。
ケーキ買って、チキン買って……考えただけでさみしいけどそんなの今のあたしにはどうだっていいや。
ふと、机の棚に飾ってある写真が目についた。
それは、元がいなくなる前のクリスマスパーティの写真。写真の元はあたしを見つめて笑っている。
なんだかこの写真見てたら…こんなクリスマスもありかな、なんて思えた。
コートを羽織り外に出てみると、とてつもない冷たい風が吹いた。
雪、降りそう……
ケーキ屋さんやスーパーで買い物を終えいつもの道を帰っていると……後ろからあたしの名を呼ぶ声がした。