またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜


キャンドルに火を灯したくさんキャンドルが灯されてる場所にそっと置いた。


「……綺麗だね。」


「…ああ。」



「あたしね、伊月と繋がってられる自身あるよ。……永遠なんてなくても。」



「ふっ、その自信どこから出てくんだ」



「なんでだろね。なんか…そんな気がする!…女の勘ってやつ?」


ふふっと笑うと伊月も少し笑ってくれた。



「そろそろ行くぞ」


伊月は一人先に歩いていた。

なんだ、手引っ張ってくんないんだ。


なんて思ってる自分に驚いた。


あれ?あたし……何考えてんの………


少し熱を帯びた頬を両手で包んだ。


これは、寒いから。寒いから。

そう自分に言い聞かせ、伊月の後ろ姿まで走った。





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