またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜
「そ、そうなんだ……」
「ったく、アホだなお前。…後悔だけはすんなよー」
オレ人気者だから写真撮ってくるわ!と一言意味のわからない言葉を残し去って行った。
もう、行っちゃったらしょうがないよね……
みんなと写真を撮りに行こうとしたとき、後ろから誰かに腕を掴まれた。
「……悠宇。」
あたしの腕を掴んだのは悠宇だった。
そして、その後ろにはニナがいた。
「美和、いいの?伊月くん行っちゃうよ?」
ニナは心配そうにあたしの顔を覗いた。
「…うん!もう、いいの。何日か経ったらすぐ忘れるし!」
無理やりそう笑顔を見せたけどちゃんと笑えてるかな?
少しの間があった後にニナは小さな声で呟いた。
「もう、いいよ。……美和、自分を許してあげたら?」