またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜
あたしはゆっくり目を開けた。
すると、伊月の頬は少し赤く染まっていた。
それは……夕日のせい?
伊月はしゃーねぇーなと言わんばかりに
あたしの目を見つめて────
「わたしも、あなたを一目見たときから恋に落ちました。これが運命ならば……ついてきてくれますか?……共に未来をつくろう───」
そう、あのときの様に優しく微笑んで言ったんだ。
「……っ、伊月」
「ったく、俺にこんなことさせんじゃねぇよ。」
そう言ってそっぽを向いた伊月。
「伊月、もしかして…照れてんの?」
可愛いとこあるじゃん。
なんてからかうと伊月に睨まれた。