またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜
ずっと、これからもそれを背をって生きていく。
それでも、周りには普通に接していたけど
いつしか、俺は笑わない冷血王子と呼ばれていた。
まぁ、どう思われていようといい。
確かに、あのときから俺は普通に笑うことができなかった。
しかし、アイツ
蒼井 美和と出逢ったことで自分の中で何かが変わった。
実際、アイツには色々助けられた。
あのお節介さに助けられた。
それからの日々、近くにアイツがいることが当たり前になっていった。
どうしてもアイツがほっとけないと思う自分がいた。
合宿のときも文化祭のときも
何かと問題を起こすアイツ。
その度、俺がフォローしてやってんのわかってんだろーな。
全く、おめでたいヤツだ。
まんまと策略に乗ったかのように俺は確かにアイツに惹かれていた。
アイツの心の中にはいつまでもあの幼なじみがいるってことはわかってた。
そして、そいつと俺が瓜二つだということも。
怒ってたなアイツ、元に似てるからって性格は違うって。
まぁ、向こうからしてみれば俺が真似したと思われてんだろうよ。
この世にいないヤツに打倒できねぇことはわかってた。
だから、悠宇には真剣妬いていた。