またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜
「・・・え?」
あたしは冷血王子の言葉に動揺した。
「昼休みのとき言われてたことで泣いてんの?」
・・・!?
「・・・かっ、関係ないでしょ!!ってか、なんで話聞いてんのよ!!」
あたしは怒りと悲しさが混じり合ってよくわからない。
「聞きたくなくても、永峰とあんたの声がデカイから聞こえんの。」
冷血王子は迷惑そうにあたしを見た。
「・・・何よ。なら聞かなきゃいいでしょ?あたしはあんたみたいな理由で悩んでんじゃないの!ふざけないでっ」
あたしは腹が立って柵を蹴った。
一刻も早くここらか抜け出したくてあたしは地面に投げ捨てていた鞄を肩にかけ冷血王子に背を向けた。
すると、そんなあたしを見た冷血王子はふふっと笑った。
「そうやって逃げんだ、?」