またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜



あのときはいつも泣いていた。

ここで、ずっと一人で泣いていた。



あたしはその「夕日の海」で足を止めた。


いつもに増して太陽に反射して海がキレイに見えた。


ここに来るとどうしても君のことを思い出してしまう。



あたしはハッと我に返り遅刻しそうなのを思い出した。


あたしはまた走りだし、学校を目指した。


学校に着くとクラス分け表の前にチラホラと数人生徒がいるだけで殆どいなかった。


や、やばいじゃん!


あたしもその数人に紛れ自分のクラスを探した。


1組・・・じゃない。
2組・・・3組・・・4組



「・・・5組だよ」


そのとき背後から聞きなれた声がした。


あたしはその声に振り返る。



「・・・ニナ?」




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