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第1話
幼い私の左の薬指にはタンポポの指輪、
右の薬指にはシロツメグサの指輪。
私の初恋は2人の幼い男の子だった。
「ねぇ、ひゅーくん、ゆーくん!」
「どうしたのハルちゃん?」
「ハルタはほんと騒がしいな~。」
「あのね、私ねっ!将来、絶対にひゅーくんとゆーくんのお嫁さんになる!」
「「えっ…?」」
「ひゅーくん、ゆーくん、約束だよ!
15年たったら私をもらいに来てね♪」
5才の頃に親の転勤で
引っ越していったひゅーくん。
そんな彼といつも一緒だった
イトコのゆーくんこと[雄星]。
2人は今もあの約束を覚えているだろうか…。