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そこで出会ったのが玲美だった。
大金持ちの1人娘で父母共に凄い会社の
社長夫妻。
その大会社で俺の父さんは働かせて
もらえることになったんだ。
玲美が大会社の社長である
自分の両親に説得してくれたお陰で…
だから、俺は又この町に戻ってこられた。
玲美を連れてこの町へ戻ってきたんだ。
「…大丈夫。何処へも行かない。俺はお前のお陰でこの町へ戻ってこれたんだから。」
そう言って玲美を抱き締めた。
目を瞑って小さな身体を包みこんだ。
「ひゅー…1人にしないで…。」
消えてしまいそうな鳴き声がした。