恋愛写真
でも、どうしてだろう…。
「もしかして…ゆーにピン止めを
あげたのって玲美ちゃん?」
アタシは何故かそう思ったんだ。
玲美ちゃんがやったんだって…。
「そうよ…。これ以上ひゅーに近づくようだったら雄星くんに手出すからね…?」
アタシは玲美ちゃんの怖い顔に
目を引いた。
そりゃ、そうか…。
彼が取られるなんて考えたら…
怒るよね。ムカつくよね。嫉妬するよね。
「ごめんね…玲美ちゃん。」
アタシは玲美ちゃんを優しく抱き締めた。
アタシは…本当にしてはいけない
ことをしてしまったのかもしれない。