恋愛写真
そして、少し歩いたところで
アタシと雄星はようやくの思いで
綿あめの所へたどり着いた。
「綿あめ1つー!」
アタシがそう言ってお金を払おうとしたとき、
雄星が隣から出てきてお金をサッと払った。
「雄星、待って!お金…」
そう言ってアタシが雄星の方を見つめると、
雄星は優しく微笑んで、
「そう言うのは『ありがとう』って言うんだよ?ハルちゃん。」
ってアタシの方を向いて綿あめを手渡した。
「あっ…ありがとう//」
「うんっ。」
アタシと雄星は手を離さずに
ずっと握ったままでいた。