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「いっ…言っとくけどアタシと雄星のがラブラブですからねーっ!」
「ん………?」
「『ん………?』じゃなーいっ!」
てか、何でだろう…。
いつものペースじゃいられない…。
これじゃ、まるで…
「おい?ハルタ…」
「なっ…何よ?」
ひゅーが急に真剣な顔をした。
そして、アタシを浜辺のベンチに
そっと座らせた。
そして、ひゅーはアタシを見つめるんだ。
「ハルタ……俺さ、分かっちまったよ…」
「えっ……?」
「お前さ…俺の事…」
ひゅーの発した言葉の
その続きを聞こうとした瞬間だった。