恋愛写真
「一緒にこの先笑い合えればさ…、この想いが届かなくても、こんなに寂しくなかったのかな…。」
アタシは思わずひゅーの方を見つめる。
その夕焼け色の瞳を見ると
まるで心を覗かれているようで…
悔しいけど、素直に言葉を溢してしまう。
「ハルタ…俺のあげたネックレス持ってる?」
「うん…」
そう言って、アタシは首元につけていた
星の鍵のネックレスを外してひゅーに渡した。
すると、ひゅーは小さく…小さく笑った。
泣いてるみたいに笑った…。