恋愛写真

「お前さ…心に鍵をかけたままで、いつまで
たっても俺に本心は見せてくんねーのな…。」


そう言って、ひゅーは星の鍵のネックレスを

ぎゅっと胸に押しあて、目を閉じていた。


苦しそうな…そんな顔は見たくなかった…。


大っ嫌いなひゅーだけど、アタシ、分かるよ。

本当はその笑顔の下で泣いてるんでしょ?


「アタシは幸せなんだよ。それに、
ひゅーも幸せなんだよ。だから……」


アタシは思わずひゅーに作り笑いをする。

こんな自分…嫌い……。

大っ嫌いっ………。

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