恋愛写真
サヨナラ…
何でだろう…。
桜祭り以来、雄星の姿を見ていない。
「夏休みなのに…」
変な気分。
アタシは自分の部屋の勉強机にベターっと
顔をくっつけて手を前に伸ばした。
「あー…宿題なんてやってらんない…。」
アタシはそっと椅子から立ち上がって、
窓際に飾ってある写真を手に取った。
『お前、俺に惚れてんだろ…?』
昨日のひゅーの言葉が頭から離れない。
「もしそうだったら…
あんたはどうするってのよ…///」
何故か鼓動を高めている自分が今ここにいる。
アタシは3人の恋愛写真にそっとキスをした。
あれからどれくらい月日がたったんだろうね。