恋愛写真

一瞬お店が静まり返った。

そして、シェフ達がアタシの方を振り返った。


そんな空気の中、ある1人のシェフが

アタシの方に近づいてきた。


そして、アタシの目の前で優しく微笑んだ。


「深空さんでしたら、玲美お嬢様の病院に行っていらっしゃいますよ。」


「あっ………えっと…///」


そっ…そうだった!

玲美ちゃん、入院してるんだった!


は…恥ずかしい…///


そんな事を思いながら

恥ずかしさからうつ向いていると、


その優しい笑顔のシェフがアタシの

前でしゃがんで右手を前に出させた。
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