恋愛写真

そう自分に言い聞かせていると雄星が

こちらを見ることなく、1つ言葉を溢した。


「終わりにしよう…」


何の事か分からなかった。

だからアタシは少しだけハハッて笑った。


でも、もう戻れない。


「サヨナラ…ハルちゃん。」


そう言ってアタシの方に近づいてきて

アタシの両肩をグイッと押した。


でも、涙を溢していたのは

アタシではなく雄星だったんだ…。


アタシは雄星に貰った指輪のネックレスを

首から外してベンチに置いて走った。


アタシが壊したんだ…

雄星との関係を壊したんだ。
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