恋愛写真

「ハルタ、好きな人いるでしょ?」


「えっ…?///」


「私、見ててわかるよ。ハルタは無理に気持ちを押し殺してる。だから分からないんだよ…!」


ホシナはアタシの腕をガッシリと掴んで

少し怒り気味の顔をしていた。


「何で閉じ込めちゃうの?
好きって気持ちは何よりの宝物なのに…。」


アタシは自分の首もとに着けている

星の鍵のネックレスを見た。


ひゅーにも同じような事を言われた事がある。


『お前さ…心に鍵をかけたままで、いつまで
たっても俺に本心は見せてくんねーのな…。』


忘れられないこの言葉。
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