恋愛写真

「だから、アタシ…本当の恋が
分からなくなったのかもしれない。」


でも、それなら……


「ホシナっその壁を壊してっ!」


「了解っ!」


アタシは小さく頷いた。

そしてホシナの言葉に耳をすました。


「私ね、本当はハルタが雄星君と付き合ってた頃から、ハルタ自身が日向君の事が好きなんだってことに気付いてたんだ。」


「うん。」


「でも、それじゃ、ハルタが嫌な女の子になっちゃう。だから、私は止めたんだよ。」


あぁ……そうだ。そうだった。


「だからアタシ、ひゅーを…//」


閉じ込めていた想いが今溢れ出した。


意地張って大っ嫌いなんて言って傷つけて…


傷つけられて…
< 317 / 342 >

この作品をシェア

pagetop