恋愛写真
「だから、アタシ…本当の恋が
分からなくなったのかもしれない。」
でも、それなら……
「ホシナっその壁を壊してっ!」
「了解っ!」
アタシは小さく頷いた。
そしてホシナの言葉に耳をすました。
「私ね、本当はハルタが雄星君と付き合ってた頃から、ハルタ自身が日向君の事が好きなんだってことに気付いてたんだ。」
「うん。」
「でも、それじゃ、ハルタが嫌な女の子になっちゃう。だから、私は止めたんだよ。」
あぁ……そうだ。そうだった。
「だからアタシ、ひゅーを…//」
閉じ込めていた想いが今溢れ出した。
意地張って大っ嫌いなんて言って傷つけて…
傷つけられて…