恋愛写真

だけど、この人の背中を追いかけたいって

思ったのはひゅーだけだったんだ。



「アタシ…ひゅーに恋したんだ…//」


「うん。でも、日向君は学校辞めて、今日の11時、ここを立つ。…玲美ちゃんのお父さんが住む海外で2人で暮らすんだって。」


………今日の11時?

海外に行くって………。


「そんなの…聞いてないよっ!」


アタシが目にしてきたもの…

ひゅーの口から聞いた真実…。


『ごめん…ハルタ。俺、やっぱり
お前を追いかけられなくなった。』


『玲美…俺、学校辞めてきた。ここを出て2人で暮らそう。俺には玲美しかいない…いないんだ。』
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